口約束だけなら、なんとでも言える

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口約束だけなら、なんとでも言える

一昨年の大河ドラマ 風林火山は職場、昨年の篤姫は家族、というテーマによって描かれていました。

今年の天地人は、正しい事をしようとする気持ちを描いた家事代行杉並区作品だったと思います。

作中では「義」と表現されていました。
正しい道を目指し、利に惑わされない高潔な気持ちで生きろ と上杉謙信は兼続に熱く語り、それは彼の信念となります。

作中、上杉景勝と景虎が謙信の跡目を争った御館の乱の際、兼続が第三勢力、熊取衆を説得に行く場面があります。

その場面で兼続が考え込むのですが、引用します。
(口約束だけなら、なんとでも言える…)
中略 いくさに勝つための手形であれば、いくらでもバラまくことはできる。しかし、こちらが相手よりも高い条件を出せば、今度は向こうがさらなる条件をぶら下げ、彼らの気を引こうとするだろう。(中略)そうやって目先の利益に木の葉のように動かされているうちに、人の心はどんどん荒んでいく。
そのあげくに、国そのものが他国の侵略を受け、滅びてしまったらどうするのか。(中略)結局、苦しみは民のもとに返ってくるのである。
バラまく云々は景虎サイドが熊取衆に懐柔の手を伸ばしていたという解説です。

他国云々は謙信の後継者争いの漁夫の利を武田と北条が狙っているという表現です(景虎陣営が同盟軍として呼びよせた)。

2009年の衆院選、我々有権者は この熊取衆と同じ立場にありました。